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口笛の音高(音の高さ)を変える|

ステップ4では、口笛の音高(音の高さ)を変えるための説明します。この練習で音域を確保し、音階練習へ繋げます。講師はくちぶえ君です。

音高ってなに?音程との違いは?

「そこの音程ちがう!」などのように、使われている音程という言葉がありますが、この言葉の本来の意味は「二つの音の高さのへだたり」だそうです。(weblio辞書 三省堂大辞林より) 一般的には「音程を変える」でも伝わると思いますが、音程とは音と音との間隔を意味する言葉なので、正しくは「音高」なのです。これから私の説明では、音の高さという意味で「音高(ピッチ)」という言葉を使います。

口笛の音高(音の高さ)は舌で調節する!

口笛と言うと、唇をすぼめるイメージが強すぎるので、なかなか気づけない方が多いのですが、口笛の音高は主に舌で調整しています。

音高を高くする

①舌を「う~い」のように前方向・上方向に移動させると音が高く変化します。

口笛高音の出し方イメージ 舌を「う~い」のように前方向・上方向に移動させる
口笛高音の出し方イメージ 舌を「う~い」のように前方向・上方向に移動させる

②舌を歯の裏に着けていきましょう。

口笛高音の出し方イメージ 舌を前方向にくっつけていく
口笛高音の出し方イメージ 舌を前方向にくっつけていく

③さらに舌を前方向・上方向に動かしてみましょう!音高が高くなるにつれ、息のスピードは上がっていきます。このとき、無理やり息を出しまくるような乱暴な息づかいになってしまうと音がかすれてしまいます。丁寧かつ研ぎ澄まされた息づかいを目指しましょう!詳しくは動画を参考にしてください。

音高を低くする

①顎を「う~を」のように縦に開くと音が低く変化します。

口笛 低い音のコツ 「うーを」と顎を開いていく
口笛 低い音のコツ イメージ 「うーを」と顎を開いていく

②舌先をお口(口腔)の底に向けて移動させましょう。

口笛 低い音のコツ イメージ 舌先は後ろに移動させる
口笛 低い音のコツ イメージ 舌先は後ろに移動させる

詳しくは動画を見ながら練習してみましょう!ある程度音高を変えることができれば、いよいよ音階練習ですよ♪

口笛初心者の音域確保の目安については下の動画で補足しています。

 

次のステップ:音階練習

口笛の音階練習

今回は口笛の音階練習について説明します。講師はくちぶえ君です。[口笛の吹き方.com]口笛の基礎編では、「口笛でドレミファソラシドができる」を到達目標と設定しています。ステップ5では、音階練習の説明します。いよいよ曲が演奏できます♪ 楽しみですね。

口笛の音域が不十分な方は

音域がある程度できていない方は前のステップ「音高を変える」で練習し、音域を確保しましょう!音階練習をするにはある程度(ドレミファソ程度)の音域が確保されてなくてはなりません。

これで楽しく音階練習♪

口笛の音階練習としてオススメの曲を紹介します。

ドレミの歌だと音域が1オクターブ以上ありますから、まずは簡単な曲で練習しましょう!

かえるの歌よりも簡単な曲を用意しました↓

口笛でドレミの歌を吹けるように!

おそらくみんなご存知「ドレミのうた」

正しく調律されたピアノやピアノアプリなどつかって、自分の口笛の音高(音の高さ)がズレていないか確認しながら練習するといいでしょう。とことん聴いて、音程(音と音との距離)を頭でイメージしながら口笛を吹くと、早く上達できますよ♪

音階練習で大切なのは音感

口笛を上手に吹くためには音感が大事です!音感とは、「音に対する感覚。音の高低・音色(ねいろ)などを聴き分ける能力」という意味です。(コトバンク デジタル大辞泉の解説より) どんなに幅広い音域を手にしていても、音感がよくなければ正しい音高(音の高さ)で演奏することはできません。「自分音痴なんで・・・」と諦める方がいますが、健常・健康(聴覚障害などでない)方であれば、音感をきたえることができます。

口笛の場合、「自分の口笛の音を聴けていない」というのが一番問題だと私は思います。耳をきたえる必要があるのです。

音感を身につけるには

手取り早く、ボイストレーニングやソルフェージュの教室に通って、口笛の音についてアドバイスをもらうのも1つの手ではあります。近くに気に入った口笛教室、口笛サークルがあるのでしたら、そこに通うのもいいでしょう。 しかし、お金をかけずにマイペースでやりたいという方もいるかもしれません。そんな方には、最強の練習方法「自分の口笛を録音して聴く」ことをオススメします。

最強の口笛練習方法!「マネして録音して聴く」

好きな口笛演奏家のマネをして、自分の口笛を録音して、聴く。私はこれをやって上手くなりました。本気で口笛が上手くなりたいのなら、早めに自分が好きな口笛演奏家をみつけましょう! とことんその人のマネをして、録音して、聴き比べ、自分との差をみつける。そして、少しずつ改善していく。これが最強の口笛練習方法です。そうしているうちに、自然と音感が身についてきますよ。 でも、たまには他人に聴いてもらって、アドバイスをもらいましょう。自分のやる気にも繋がります。