タンギング

口笛におけるタンギングについて解説します。タンギングとは、舌で口笛の各音を区切り、出だしの音を明確にする奏法です。

言葉で「tututu」「kukuku」「lululu」と言うように、舌を用いて口笛の音にtやk、l(エル)などの子音を加えます。

タンギングのやり方

タンギングのやり方について、特別講師の青柳さんに解説していただきました!まずは上の動画をご視聴下さい。

舌を浮かせた状態で音が鳴る

舌ウォーブリングと同様に、タンギングでは舌を浮かせた状態で音が鳴らせる必要があります。下の図の状態で口笛の音が鳴るように練習してください。これができないと口笛のタンギングはできません。

舌を浮かせた状態

l(エル)のタンギング

特別講師の青柳さんが推奨している「l(エル)のタンギング」についてご紹介します。下の動画をみて下さい。徹子の部屋のテーマです。この曲を歌っていると、自然と「l(エル)のタンギング」の舌使いができるようになりますよ。
「るーるる、るるる、るーるる、るるる♪」
舌の着け離しは素早くソフトタッチで「る」と言いましょう!

楽しいでしょ?この舌使いで、口笛の音を出しながら音高がブレないように気をつけて練習してください。息を出しっぱなしにして練習すれば、サックスやトロンボーンなどでよく用いられるレガートタンギングも可能になりますよ!これで「l(エル)のタンギング」はバッチリですね!

t、kのタンギング

tやkの発音でも練習すれば十分タンギングとして利用できます。特別講師の武田さんに動画でレクチャーしていただきましたのでぜひご覧下さい。

下唇のタンギング

下唇系舌ウォーブリングに付随する子音(国際音声記号ではこれに相当する子音が存在しない)を使って、口笛の音を区切ることができます。下の動画を参考に練習してみてください。

※最新版は準備中

ダブルタンギング

速いパッセージを演奏するときなど管楽器ではダブルタンギングという奏法を用いますが、青柳さんもレクチャー動画で言っているように口笛ではあまりオススメできません。なぜなら「t」と「k」を交互に発音すると舌が大きく動いてしまい、音高が不安定になるからです。 詳しくは青柳さんのレクチャー動画をご覧下さい。

タンギングの達人

タンギングの達人LuckPillowさんのYoutube動画チャンネルをご紹介します。
LuckPillowさんのYoutube動画チャンネルはこちら!

口笛演奏でここまでタンギングにこだわり、使いこなしている方はあまりいません。そして、かなり発音が綺麗です!口笛でタンギングをやろうとしている方は絶対に演奏を聴いてみるべきだと思います!

タンギング=音を区切るではない

リコーダーなどの器楽のイメージからか、口笛の音を区切ることを総括してをタンギングと呼ぶ人がいます。しかし、これは間違いです。なぜなら、タンギングのタン(tongue)とは 「舌」という意味であり、 口笛には、舌を使わない音の区切り方が複数存在するからです。たとえば、のどで音を区切ることを「のどタンギング」と呼ぶ人がいますが、正しくは「スロートロ

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